ケア業界に不可欠な介護支援専門員の役割と条件

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正式名称を介護支援専門員とうケアマネジャーは、介護福祉士の上位資格である。介護士のスタートになる介護職員初任者研修を修了後、3年以上の実務経験を積んで介護福祉士の受験資格をまず満たさなければならない。その上で、介護福祉士の資格を取得して、実務を更に5年継続することで、初めてケアマネージャーの受験条件を満たせるのだ。

介護支援専門員の受験資格要件は5年以上の実務経験の他、法定資格の有資格者である事が求められる。法定資格を持たない場合は実務経験の条件が伸びるため、介護福祉士からのキャリアアップ資格として捉えた方が実務面で有利だろう。介護支援専門員の役割は、介護支援の中からモニタリングを行い、介護を必要とする人の現状の把握と将来の計画を組み立てる役割を背負います。介護サービス提供業者など関係機関への連絡や調整も含まれ、介護職としてプロフェッショナルであることが保証される。

平成26年度のケアマネジャー合格率は19.16%と難易度の高い資格だが、取得すれば施設の主任に抜擢されるチャンスもあるのだ。そのため、ケアマネージャーは、スキルアップを狙うには必須で効果的な資格と言える。

多くの介護施設の運営者は、能力の高い介護福祉士を揃えたいと思っているし、行政側の考えも同じはずだ。介護支援専門員は介護福祉士を指揮する立場になるので、需要が非常に高くなっている。だからこそ、受験資格がある場合は、是非資格の取得を目指してほしい。

ケアマネージャーの資格取得後の実務と報酬は、自身の地位をより高い場所へと導いてくれるだろう。そのため、キャリア志向の介護士にとっては、目標にすべきポジションなのだ。